某社の2000系は肝心のお顔があまりに似ていないことから、鉄コレから作ってみようというお話の続きです。
鉄コレでは床下機器は基本的に再現されていませんから、まずは床下機器は完全に目を瞑り、車体と屋根についてのみ考えていきます。
鉄コレはもちろん2000系に改造される前の7101形ですから、中間車に改造された車両が予め用意されているわけではありません。中間車への改造と言っても、単に灯具やワイパー、乗務員室扉を撤去し客室化したというだけではなく、元の運転台窓開口部は狭められ、他の妻面に見られるような引戸が取り付けられています。元の顔面から新たな妻面を作るにはあまりに工数が多く、元の形状を活かせるものは精々オデコの形状程度でしょう。昔の自分であればなんの躊躇いもなく作り直すためにプラ材を組み合わせていたでしょうが、今となってはパソコン頼みですね。
これで新たなお顔(妻面)が出来ました。これを接合し、屋根板も2000系用にモデリングしたものを出力、載せ替えれば加工はほぼ終わりですね。
屋根板も7840形と2101形奇数車では少々配管取り回し等が異なりますので、2101形奇数車用を起こしました。
何なら先頭車のお顔も鉄コレ7101はアレはアレで愛嬌もあり良いとは思いますが、正直なところ謎の乗務員室扉の凹みや、ガラス側にモールドされてしまったHゴム、2000系用に顔面を整形する手間を考えるとどうにも手が動きません。
モデリングして出力した顔を嵌めさえすれば即席2000系です。この改造であれば種車が全て中間車であっても何の問題もないわけです。そうすると先頭車がどんどん余りますね。余剰先頭車を集めて色を塗り替えれば5271形が作り放題という算段です。
正直なところもう顔作れてしまうと何でもこうなってしまうじゃないかという感じですが、まあそういうことが出来る時代になったということで現代の技術の恩恵を享受して楽しんでいきたいと思います。
お顔を設計して2201形を作るのはまた次回で。